奄美群島のアイランドホッピングツアーで一部欠航になった

引きこもり生活で頭が爆発しそうになったので、アイランドホッピングツアーに行ってきました。一人旅です。

JAL奄美や沖縄の諸島部を繋ぐアイランドホッピングルートを推していて、パッケージのツアーとしても用意しています。1週間前まで予約可能なので思い付きで一人旅するには向いていると思います。

www.jal.co.jp

2020年後半から2021年にかけては”奄美方面”中心の「跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング」と”沖縄方面”中心の「沖縄美ら島ホッピング」があり、それぞれに2~3日程度のツアーが組まれています。
諸島部間移動の多くはプロペラ機になることや、搭乗数(フライトとかレグとも言うらしい)が多くなるため、飛行機好きやエアライン上級会員資格を取る人には人気があるようです。

跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング(九州旅行・ツアー) - JAL国内ツアー

沖縄美ら島ホッピング 国内ツアー・旅行ならJALパック

 

今回参加したものは、2泊3日で奄美大島と鹿児島で宿泊するツアーです。
羽田・福岡・那覇与論島奄美大島・徳之島・沖永良部島・鹿児島・屋久島・但馬・伊丹と11空港を利用し、全部でフライトは15あります。
なので、訪れた島での観光はほとんどできなくて、到着30分後には次のフライトという感じです。宿泊地でも観光できるような時間はほとんど無くて、ホテルで何か食べて寝るだけって感じでした。

https://www.jal.co.jp/domtour/kyu/amaminosora/#flight15

これだけたくさんのフライトがあるので、天候不順があると、計画は一気に崩れます!!諸島部なので強風の影響で欠航は多いです。
ツアーに用意されているフライトが一部キャンセルになってしまうことも、最初から覚悟しておく必要ありです。

私が参加した日も、1日目から天候が微妙でした。日程全体が条件付き運航で、2日目は強風で飛行機揺れまくり乗り物酔いでゲンナリするし、3日目は欠航が出てしまうという状況でした。

JALのアイランドホッピングツアーは、欠航が出た場合の対応が「自分で残り日程の調整をする」ことになっています。今回は欠航だけでしたが、宿泊地に到着できない場合の宿キャンセルも自分で連絡して手続きする必要があるので、個人で予定を組んでいるときと同じようなトラブル対応が必要です。(ほかにも、宿泊ホテルへの送迎や夕食も自分でホテルへ電話かメールして手配です。)

 

今回のメインテーマは、欠航対応の体験談です。

欠航する前の準備など


基本的なことですが、今回はフライト数が多い「乗り継ぎを楽しむ」ツアーなので、欠航アナウンスがあった瞬間に「次どうするか」を「瞬発で手続き」しないと後続のフライトに間に合わなくなる可能性があります。
なので、運航予定で条件付き運航になっているときは、フライトキャンセルがあったら振り替える便をあらかじめ調べておく慎重さが大切です。当然、空席があることが必須なのでそこも調べておきます。各航空会社のサイトやスマホアプリで見れば、おおよその空席数が分かると思います。

振り替え便への手続きは搭乗手続き後の「空席待ちカウンター」でも手続きできます
欠航とか大幅遅延が出そうなステータスが条件付き運航になっている便を搭乗手続き後に待つときは、手続きに人が殺到することも考慮して、空席待ちカウンター前あたりで待つと手続きへの出遅れ防止になる思います。

また、荷物に関連したトラブルを起こさないように「手荷物は預けない」ようにしておく必要があります。(そもそも、アイランドホッピングツアーでは「荷物は1つ、中身は最低限」にしておかないといろいろと大変なことになります。)
手荷物を預けると、その受け取り&再度預ける作業があり、時間ギリギリの便には振り替えできなくなります。 

余談ですが、以前に欠航で手続きしたときに「手荷物を預けている方は、回転台から荷物を回収して、出発ロビーのチェックインカウンターで振り替えしてください」と案内放送があり「振り替え便が厳しい状況なので、空席待ちカウンターで手続きできませんか?」とお願いしても「いったん回転台から荷物を自分で回収してから到着出口に出てチェックインカウンターで振り替えしてください」と強く強く指示されて、泣く泣く手荷物を回収していたら、回収に時間がかかりすぎて振り替えたい便が満席、それだけではなくて後続便も満席で、半日以上も過ぎてからの便に振り替えさせられた(国内線の振り替えなのに......)という経験があります。

(今回の欠航では、そういう案内はありませんでした。)


今回のこと

欠航したのは①鹿児島->屋久島と②屋久島->伊丹です。

代替ルート候補は鹿児島->伊丹と決めていました。
屋久島に行けないであれば、次の到着地である伊丹に移動して残りのツアーは続行するプランです。
前日から屋久島含め諸島部が条件付き運航ステータスだったので、他の似たような経由地を通るプランは避けました。

調べたら鹿児島->伊丹への直通で9:00出発時刻という便があって、これ以降の便は後続のフライトに間に合わないので唯一の候補です。
本来の予定となっている鹿児島->屋久島の便が8:45出発便で、あいだの時間が短すぎて心配です。
もし搭乗口が遠かったら運航遅延防止で振り替えてもらえないかもしれない。
それに、空席は1桁台なのでこれも心配要素。
心配性で突発的な変更に弱い私にとっては、心配要素が多いので心構えすごく大事でした。

当日、保安検査を抜けて搭乗口に行ったら、屋久島行きと伊丹行きは搭乗口が隣同士でした。そして、その隣に空席待ちカウンターです。
これはラッキー!
でも時間的にギリギリなのは変わりません。10分で振り替えから搭乗という流れができないと乗れません。

①の鹿児島->屋久島は、欠航決定アナウンスが8:35くらい(出発時刻の10分前)で、かなりギリギリでした。
経験上、搭乗客予定客の多い便は欠航決定は本当に時間ギリギリの発表になることが多いです。

アナウンスがあってから搭乗客全員が動くのですが、路線の特性なのかな?誰もカウンターに向かわず到着出口のほうに行ったのでゆっくりカウンターに向かっても大丈夫でした。
普通はこんなにのんびりとしていられないです。振り替えは他の乗客との”椅子取り競争”なので!

 

振り替え手続きのフォーマットはこんな感じ。

  1. 保安検査所を通ったときのカード(またはQRコードのついたもの)と、保安検査所で出てくるレシート(ご搭乗案内)と、今回はツアーだったので「旅行会社からの旅程表」をカウンターの担当さんにお渡しします。
  2. 「この便が欠航になったので、旅程にある後続の〇〇便に間に合うように振り替えをお願いします。第一希望は〇時〇分の〇〇行きです。」と伝えます。担当さんはプロなので、このくらいを伝えれば大丈夫です。希望の便が見つかっていないときには探して候補を教えてくれます。

空席があればすぐ振り替えてくれます。
金額的に何か問題があれば(例えば料金的にかなりアップしてしまう席しか取れないとか)それもきちんとこちらに確認してくれるので大丈夫、席の場所なども選択可能であれば選ばせてくれます。


今回はこちらの提示した便に空席があったので、10分かからずに手続きできました。その結果、多少の無駄な待ち時間は発生したものの、残りのツアーを続けることができました。


担当の方との雑談で「どの便・どのルートで振り替えできるかを検索して考えないといけない状況だったら、時間がかかって間に合わなかったかも」とのことでした。

何事も事前調査と代替案提示が大事!